足場鳶はどんな仕事?職人としてのキャリアアップとやりがい

皆さんこんにちは。

長野県長野市を拠点に、全国各地で足場工事や橋梁架設工事などを手掛けている帝斗工業株式会社です。


建物を作り上げる時は、高所で作業をするための足場が必要不可欠です。最終的には撤去されるものですが、建設現場において足場は重要な役割を果たしています。そして、そんな足場を組み上げる専門家が足場鳶です。今回は、弊社も手掛けている足場鳶の仕事内容やキャリアについてご紹介します。 



■足場鳶の仕事内容



足場鳶の仕事は、足場を組み立てる現場の確認から始まります。次に足場図面を作成し、図面をもとに組み立てに必要な部材を拾い出します。そして、お客様との事前打ち合わせにより日程を決めて、実際に現場へと搬入・組み立て作業に入るのです。


足場は高所で動き回る職人を支えるものですから、絶対に崩れたり落ちたりしない頑丈さと、歩きやすさを兼ね備えていなければなりません。また、足場は工事が終了すると解体・搬出する必要があり、撤収まで終えて初めて足場鳶の仕事も完了となります。最初から最後まで現場に影響を与える仕事といえるでしょう。


どのような現場の仕事をするかは会社によって異なりますが、弊社の場合は橋梁や高速道路といったインフラの公共工事がメインで、下請けとして参加し元請けと一緒に仕事をしています。自社保有の足場は少なくほとんどリースですが、これは出張の場合などに持っていくのが負担になるからです。維持費が減る分は、もちろん社員の給料に反映しております。


現在、社員数は4人+一人親方が数人で、年齢は30代~40代のベテランぞろいです。休みは月4~5日で、一部の仕事は夜勤もありますが希望制になっており、希望者がいない場合は代表が入るなどしています。基本的には日中の仕事がメインです。


残業は1日1~2時間程度で、時間外手当・休日出勤手当・資格取得援助といった福利厚生も充実しております。高い技術力を要求される現場が多いため、しっかりと手に職をつけることが可能です。1年~3年程度の現場経験があるのが理想ですが、明るくて元気な方ならどなたでも歓迎しております。



■足場鳶の仕事のキャリアとは


足場鳶を目指す方にとって、順調にキャリア形成ができるかどうかはとても気になるところではないでしょうか。将来の姿を想像しやすいよう、ここでは一般的なキャリア形成の流れをご紹介します。


1.手元

足場鳶になったら、まずは見習いから始めます。先輩の仕事の補助をしつつ、仕事を見て覚えるのが基本です。サポート役とはいえ、仕事の流れをしっかりと理解しておかないと連携がうまくいかず、作業が滞ってしまいます。かつては手元専門の職人がいたほどなので、立派な仕事だと考えて取り組みましょう。


2.組立・解体

仕事に慣れてきた方には、足場の組立・解体の作業をお任せいたします。この段階になると、時間配分や手元担当者への指示などが仕事内容に入ってきます。手元時代に得た知識や技術を活かしつつ、一人前の職人を目指しましょう。


3.一人前になって何年かすると職長へ

組立や解体の技術を十分に習得し、スムーズに作業が行えるようになれば、もう一人前の足場鳶です。そこからさらに数年間経験を積むと、職長に昇進します。


職長は現場監督として工事の工程や施工、安全を管理し、作業手順を考えて工事計画を立てるのが仕事です。他の足場職人に的確に指示を出し現場を統率するので、責任ある仕事であると同時に、大きなやりがいを感じられます。


もちろん、あえて一職人として仕事を続けても構いません。意欲があれば独立し、自分の会社を持ってもいいでしょう。一度手に職をつければ引く手あまたなので、一生安定して働けるのが足場鳶の魅力です。



■足場鳶の仕事のやりがい



足場鳶の仕事で最もやりがいを感じる瞬間は、自分が造った足場や構造物が完成した姿を見た時です。巨大な建造物の建設に自分が関わったという実感は、何ものにも代えがたい喜びとなります。


特に弊社が多く手掛けている橋梁・架設の足場は、鳶職の中でもトップクラスの技術が求められる仕事です。ダムや高速道路の工事を担当することもあり、数々の大規模な現場にも携わってきました。これらの大規模・高難易度かつ公共性の高い工事に関わることで、自分の仕事に誇りを感じられ、社会貢献をしているという充実感も得られるでしょう。


また、職人の仕事は力仕事が中心なので、身体が鍛えられるという側面もあります。筋トレが趣味という方にも向いているかもしれません。働きながら体を鍛えられるのは、趣味と実益を兼ねた素晴らしい環境となります。興味のある方は、今すぐに足場鳶の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。



帝斗工業では、一緒に働いてくれる方を随時募集しております。今回ご紹介したもの以外にも、さまざまなサポート体制を整えておりますので、安心して働いていただくことが可能です。まずはお電話や公式HPのメールフォームから、お気軽にお問い合わせください。


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